幸福のうわおいぐつ
こうふくのうわおいぐつ
アンデルセンハンス・クリスチャン約81分
書き出し
一お話のはじまりコペンハーゲンで、そこの東通の、王立新市場からとおくない一軒の家は、たいそうおおぜいのお客でにぎわっていました。人と人とのおつきあいでは、ときおりこちらからお客をしておけば、そのうち、こちらもお客によばれるといったものでしてね。お客の半分はとうにカルタ卓にむかっていました。あとの半分は、主人役の奥さんから、今しがた出た、「さあ、こんどはなにがはじまりしましょうね。」というごあいさつ…
1 / 0