青空文庫

「東洋史上より観たる明治時代の発展」の感想

東洋史上より観たる明治時代の発展

とうようしじょうよりみたるめいじじだいのはってん

初出:「太陽 第十九巻第一一号」1913(大正2)年8月

桑原隲蔵24

書き出し

一歳月流るるが如く、明治天皇の後登遐後、早一年を經た。去る者は日に疎しといふが、千古の大英主たる明治天皇の御鴻徳のみは、深く我が國民の腦裡に印して、決して忘るることが出來ぬのみか、却つて時を經る儘に、愈※景仰の念を増すばかりである。私は茲に明治天皇の御一週年祭に際し、東洋史上より觀たる明治時代の發展を述べて、聊かその御鴻徳の一端を偲びたいと思ふ。一體わが日本國は神武天皇御即位以來、二千五百餘年の長

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