青空文庫

「惰眠洞妄語」の感想

惰眠洞妄語

だみんどうもうご

9
自己認識芸術家描写虚構と真実内省的叙情的

書き出し

1今のような世の中に生きているというだけで——それだけ考えてみたばかりでも私達は既に値打づけられてしまっているように感じることがある。昔、堯舜の時代というようなそんなものがあったか、なかったか、又この先きユウトピヤとか、ミロクの世の中とかいうものが来るか来ないか、そんなことを何遍繰返して考えてみたところで、私は少くとも今日一日の生命を生きてゆかなければならないことだけは事実だ。現実肯定だ。それ以外

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