青空文庫

「かの日の歌【三】」の感想

かの日の歌【三】

かのひのうた【三】

初出:「琉球新報」1911(明治44)年12月3日

喪失と記憶孤絶自己認識叙情的憂鬱静謐

書き出し

※温たかき玉は、君が手より、すべり落ちぬ。その玉は他人の手に握られ、楽しき夢路をたどるなり。あゝ君は淋しき人なり。君はいや更に悲しめ!もだへ、苦しむは君のさがなり。ぬめらかなる玉は、すべり安く、ふしくれだちし手には、あまりに痛ましく、たへがたく——すべり落つるも、ことわりなり。あゝ君は淋しき人なり。君はいや更に悲しめ!もだへ、苦しむは君のさがなり底本:「沖縄文学全集第1巻詩※」国書刊行会1991(

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