青空文庫

「反戦文学論」の感想

反戦文学論

はんせんぶんがくろん

黒島伝治34
文学批評歴史的背景社会疎外分析的厳粛

書き出し

一、反戦文学の階級性一戦争には、いろ/\な種類がある。侵略的征服的戦争がある。防禦戦がある。又、民族解放戦争、革命も、そこにはある。戦争反対の文学は、かなり昔から存在して居るが、ブルジョアジーの戦争反対文学と、現代プロレタリアートの戦争反対文学とは、原則的に異ったものを持っている。戦争反対の意図を以て書かれたものは、古代ヘブライの予言者マイカのものゝ中にもある。民族間の戦争を誡め、平和を説いたもの

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