青空文庫

「黄金鳥」の感想

黄金鳥

おうごんちょう

初出:「世界童話集 第一編『黄金鳥』」春陽堂、1917(大正6)年4月

伝説の翻案童話的ファンタジー貧困懐古静謐

書き出し

一貧乏な百姓の夫婦がいました。二人は子どもがたくさんあって、苦しいところへ、また一人、男の子が生れました。けれども、そんなふうに家がひどく貧乏だものですから、人がいやがって、だれもその子の名附親になってくれるものがありませんでした。夫婦はどうしたらいいかと、こまっていました。すると、或朝、一人のよぼよぼの乞食のじいさんが、ものをもらいに来ました。夫婦は、かわいそうだと思って、じぶんたちの食べるもの

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