青空文庫

「鈴木三重吉」の作品

鈴木三重吉

すずきみえきち

生年:1882-09-29没年:1936-06-27

明治〜昭和

児童文学児童文化運動夏目漱石ホトトギス赤い鳥大正明治広島小説家童話作家

鈴木三重吉(1882年9月29日―1936年6月27日)は広島県出身の小説家・児童文学者で、明治末期から昭和初期にかけて活躍した。東京帝国大学在学中に夏目漱石の推薦を受け『ホトトギス』に短編「千鳥」を発表し、作家としてデビューする。その後も小説や童話を書き続け、1910年にはロマン主義的作品『小鳥の巣』を刊行。児童文学へ転向した彼は、大正7年(1918年)に児童雑誌「赤い鳥」を創刊・主宰し、日本の…

桑の実

くわのみ

初出:「国民新聞」1913(大正2)年7月~10月

224
2020/09/04

8378e37a477fさんの感想

大好きな作品です。奥ゆかしい綺麗なお話です。

湖水の女

こすいのおんな

初出:「湖水の女」春陽堂、1916(大正5)年12月

15

黄金鳥

おうごんちょう

初出:「世界童話集 第一編『黄金鳥』」春陽堂、1917(大正6)年4月

34

星の女

ほしのおんな

初出:「星の女 世界童話集第三編」1917(大正6)年8月

29

湖水の鐘

こすいのかね

初出:「湖水の鐘 世界童話集第六編」1918(大正7)年1月

31

ぽつぽのお手帳

ぽっぽのおてちょう

初出:「赤い鳥」1918(大正7)年7月

14

一本足の兵隊

いっぽんあしのへいたい

初出:「赤い鳥」1919(大正8)年5月

14

デイモンとピシアス

デイモンとピシアス

初出:「赤い鳥」1920(大正9)年11月

12

岡の家

おかのいえ

初出:「赤い鳥」1921(大正10)年12月

7
2015/05/19

d4230607a4b0さんの感想

青い鳥は自分のうちにもいましたってことですね。 かわいくてすてきなお話し。

大震火災記

だいしんかさいき

初出:「赤い鳥」1923(大正12)年11月

31
2019/06/03

8415d2c5f574さんの感想

関東大震災時の被害状況や罹災者、政府の動きなどが記された一級の資料です。改めてその被害の大きさや、後の防火対策に繋がっている事がらについて考えさせられました

蛇つかひ

へびつかい

初出:「赤い鳥」1923(大正12)年7月

11
2020/11/10

19双之川喜41さんの感想

 白蟻駆除を 渡世とする方は 良く聞くけど 家の中の蛇の駆除を請け負う話しは 珍しい。 フランス領事館の領事との駆け引きには 吹き出してしまう。 異色の作風に面白いものを 散見すると感じた。

やどなし犬

やどなしいぬ

初出:「赤い鳥」1924(大正13)年1月

25
2026/02/25

艚埜臚羇1941さんの感想

  ふとした ことから 肉屋は 野良犬かもしれない いぬ達に 肉を 与えるように なったけど 二匹は 次々と 死んでしまう。ささやかな墓を 造り 二匹を 隣り合わせに 弔う。涙に くれつつ 肉屋は ワンコの 墓を まいる。肉屋さんは 博愛の 精神を もった 見上げた 人と 感じた。

ざんげ

ざんげ

初出:「赤い鳥」1924(大正13)年11月

25
2019/10/24

19双之川喜41さんの感想

 冤罪で 長い間 身柄を 押さえられていた男のところに 真犯人が 送られてくる。 報復されないので 真犯人は 名乗り出て 正義が 実現されたかにみえる。 重厚な 作品である。

小犬

こいぬ

初出:「赤い鳥」1926(大正15)年9月

15

ダマスカスの賢者

ダマスカスのけんじゃ

初出:「赤い鳥」1927(昭和2)年2月

16

勇士ウ※[#小書き片仮名ヲ]ルター(実話)

ゆうしウォルター(じつわ)

初出:「赤い鳥」1927(昭和2)年11月~1928(昭和3)年1月

35
2019/10/24

19双之川喜41さんの感想

 聖林で映像化すれば 世界的にヒットすることは 間違いないと思われる。 高所の窓に わけもなくかけ上る病的な性癖を克服するべく そんなものない砂漠に生きる男の 牧師に宛てた手紙からなる。

パナマ運河を開いた話

パナマうんがをひらいたはなし

初出:「赤い鳥」1928(昭和3)年10月

11
2024/05/05

19双之川喜41さんの感想

 大規模な 土木工事の 資材の話し のみならず 人材が 如何に やすやすと 消耗されてしまったことか。 黄熱病-マラリアを 克服しようとした 米国が任命した 医師あがりの ゴーガスの 総指揮のもとに 石油と 防虫網を 用いて 蚊を 徹底的に 駆除しつくし ついに 運河を 完成させた。寝台の 脚の部分を 水桶に 浸すという 奇手は かえって マラリアを 媒介する蚊を 殖やすだけだっけど 効能を 固く信じ込み その手法を 試してみる人々が 続出した。今も 昔も 無知は 命取り なのが 注目されると 思った。

青い顔かけの勇士

あおいかおかけのゆうし

初出:「赤い鳥」1929(昭和4)年8月

17

乞食の子

こじきのこ

初出:「赤い鳥」1929(昭和4)年2月

17
2022/05/20

cdd6f53e9284さんの感想

比較的漢字が少なく、短時間で読めて、しかもタイトルがそれなりに刺激的な作品というのを漁っていたら、この作品に遭遇した。 鈴木三重吉の童話「乞食の子」、作品データの備考欄には、こうある。 ❮この作品には、今日から見れば、不適切と受け取られる可能性のある表現がみられます。その旨をここに記載した上で、そのままの形で作品を公開します。(青空文庫)❯ なるほど、タイトルからして、もう「乞食の子」だからね、さっそく危なくなっている。 今どきズバリ「乞食」なんて、禁句になってんじゃね、という感じか。 よく知らんが。 しかし、構わずどんどん読んでみた。 貴族のお坊ちゃんが、海岸でおやつを食べていたら、みすぼらしい身なりの子供が、物欲しそうに近寄ってきた。 裕福な子供には、この汚ならしい子供が「乞食」だという認識はまだない。ただ「汚ならし」くて、なんか、見るからに自分とはちょっと違う子供だなという程度の認識だ。 だから、なぜ自分が食べているおやつを食べたそうにしているのかが理解出来ない。 だって、お菓子なんか家の中のあちこちにあるだろうから、それを食べればいいじゃないか、とその汚れた子に言う。それとも悪戯でもして叱られたから食べさせて貰えないの? とも訊いてみる。 そうじゃないよ、家にお金がないからお菓子なんか買えないんだよ、とその子は言う。 へえ~、それじゃあ神様にお願いすれば、きっと叶えてくれるよ、と裕福な子が言うと、汚い子は蔑むように鼻で笑う。「なんだって、神様だって~? そんなもの、いるものか!」 汚ならしい子が神などてんで信じてないことを知って貴族の子供は驚き憤慨する、そんなはずはないよ、神様はきっといるし、お願いすればどんなことでも叶えてくれるはずだよ。 「また明日ここにおいで。神様はきっとこの穴のなかにパンを置いてくれているから」と貴族の子供は汚ない子供とサヨナラをして家へ帰った。そして、母親に神様にお祈りすれば、願いが聞き届けられることを確認した。 翌日、貴族の子供は真っ先に海岸に行って穴の中を見てみたが、パンは入ってなかった。そんなはずはない、きっと何かの間違いだと子供が動揺していると、ずっと向こうから、あのみすぼらしい子供がこちらにやって来るのが見えたので、慌てて家から持ってきたパンをその穴の中に入れる。 そして、やって来たみすぼらしい子供に貴族の子供はこう言う。 「ほら、やっぱり神様はちゃんとパンを置いてくれていたよ」と。 すると、みすぼらしい子供は、お前がパンをここに置いているところを見ていたぞ、でも別にそんなこと、どっちでもいいじゃないかと美味しそうにパンに齧りつき、貴族の子供もみすぼらしい子供の満足そうなその様子を見ながら、それもそうだなと納得し、なんだか自分も満足した気分になったりという物語。 貧富の階級意識とか、貧者へ「ほどこす」ことで得る貴族階級の優越感とか、とにかく童話がこんなことまで書かなければならなくなった時代が背後にあった。 この物語が掲載されたのは「赤い鳥」1929年2月号、同じ年に日本プロレタリア作家同盟が結成された、まさにプロレタリア運動の絶頂期。 こういう時期に、童話さえもこんなふうにイビツに歪められ、醜態を曝し、堕落を余儀なくされ、雑誌「赤い鳥」は、ついに休刊に追い込まれた。

かたつむり

かたつむり

初出:「赤い鳥」1929(昭和4)年3月

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