青空文庫

「概念と心其もの」の感想

概念と心其もの

がいねんとこころそのもの

初出:「時事新報」1920(大正9)年7月21~25日号

女性の内面思想と実生活自己認識内省的分析的

書き出し

一最近自分の生活の上に起った重大な変動は、種々な点で自分の経験を深めて呉れたと同時に、心に触れる対象の範囲をも亦広めて呉れた。今までは或る知識として、頭で丈解っていた生活の内容が、多少なりとも体験された。自分の箇性の傾向から必然に成って来た或る運命に真正面から打ち当って見ると、又、全心全身でぶつかって行かずには済まされないような大きな力を感じて見ると、好い加減と云うに近い諸々の概念は、皆真実の熱火

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