こくみんせいとぶんがく
書き出し
今日の文学、就中小説に対する世間の要求の主なるものを挙ぐれば、現社会に密接して時事時潮を描けるといふもの其の一にして、国民性を描写して国民的性情の満足を与へよといふもの其の二なり。前者は姑く措く、後者の要求に対しては吾人頗る惑ふ。則ち問うて曰はく、国民性とは何ぞや、国民的性情の満足とは何ぞや、そも/\又此の要求に是認せらるべき点ありとせば、そは果して如何程の意味にて是認せらるべきかと。漫然国民性を…
ソヴェトの芝居
コンラッドの描きたる自然について
発句私見