青空文庫

「右門捕物帖」の感想

右門捕物帖

うもんとりものちょう

13 足のある幽霊

13 あしのあるゆうれい

下町風土探偵小説時代劇叙情的静謐

書き出し

1——今回は第十三番てがらです。それがまた妙なもので、あとを引くと申しますのか、それともこういうのがまえの世からの約束ごととでも申しますのか、この十三番てがらにおいて、ひきつづき、またまたあのあばたの敬四郎がおちょっかいを出して、がらにもなく右門とさや当てをすることになりましたから、まことに捕物名人としては、こうるさい同僚をかたき役に持ったというべきですが、事の端を発しましたのは、二月もずっと押し

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