青空文庫

「南蛮寺門前」の感想

南蛮寺門前

なんばんじもんぜん

古典の翻案孤絶怪奇叙情的幽玄

書き出し

登場人物童子、順礼等舞妓白萩千代伊留満喜三郎常丸学頭菊枝所化長順老いたる男及び行人二三所化乗円、其他学僧うかれ男老いたる侍永禄末年のこと。但風俗は必しも史実に拠らず、却つて今人の眼に親うするものとす。秋の日、暮がた。後景は京都四条坊なる南蛮寺の高き石垣。そが中ほどよりやや上手に寄りて門。その扉開かれてあり。門内の広場に木立、そを透きて仄かに堂見ゆ。門前の街道に童子等集る。童子等。(唄。)夕やけ小や

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