青空文庫

「小熊秀雄全集-02」の感想

小熊秀雄全集-02

おぐまひでおぜんしゅう-02

詩集(1)初期詩篇

ししゅう(1)しょきしへん

小熊秀雄51
創作背景奇人描写自己認識怪奇鬱屈

書き出し

奪はれた魂地軸に近い何所かでうづもれた世にも稀なる紫ダイヤをとげ/\と骨ばかりのやせこけた悪魔たちがまるくとりまきひからびた手を繋ぎ合ひにやにやとしたもの倦い足どりで踊るたびにからからと音がする◇ちやうどそれのやうにちやうどそれのやうにかつて失はれた俺の魂はかつてうばはれた俺の魂は柔かく滑らかな琥珀の頬と熟したザクロの唇とをもつた美しい悪魔が青くはげしく燃える俺の魂をしなやかな白いくすり指でさんざ

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