青空文庫

「震は亨る」の感想

震は亨る

しんはとおる

学問的考察文明開化歴史的背景分析的厳粛

書き出し

震は亨る。何をか悪まむやである。彖伝には、震来つて※※たりとは、恐るれば福を致すなりとある。恐るれば福を致し、或は侮り、或は亢れば災を致すのは、何事に於ても必ず然様有る可き道理である。古人は決して我等に虚言を語つて居らぬ。恐るれば此心はおのづから誠に返る、誠なれば亨り、誠なれば福は至るべきである。そこで震の大象伝にも、君子以て恐懼修省すとある。恐懼修省の工夫が有れば、以て宗廟社稷を守り、以て祭主と

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