青空文庫

「幕末維新懐古談」の感想

幕末維新懐古談

ばくまついしんかいこだん

10 仏師の店のはなし(職人気質)

10 ぶっしのみせのはなし(しょくにんきしつ)

回顧的文壇交友職業と倫理懐古静謐

書き出し

師匠東雲師の家が諏訪町へ引っ越して、三、四年も経つ中に、珍しかった硝子戸のようなものも、一般ではないが流行って来る。師匠の家でもそれが出来たりしました。障子の時は障子へ「大仏師高村東雲」など書いてあったもの。仕事は店でやったものです。店には兄弟子、弟弟子と幾人かの弟子がいますが、その人々はただ腕次第、勉強次第でコツコツとやっている。別に現今のよう、その製作が展覧会などで公開され、特選とか推薦とかい

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