青空文庫

「十二支考」の感想

十二支考

じゅうにしこう

08 鶏に関する伝説

08 とりにかんするでんせつ

初出:1「太陽 二七ノ一」博文館、1921(大正10)年1月

南方熊楠182
古典の翻案学問的考察民俗学厳粛学術的

書き出し

1晋の宗懍の『荊楚歳時記』註に魏の董※の『問礼俗』に曰く、正月一日を鶏と為し、二日を狗と為し、三日を羊、四日を猪、五日を牛、六日を馬、七日を人と為す。正旦鶏を門に画き、七日人を帳に帖す、今一日鶏を殺さず、二日狗を殺さず、三日は羊、四日は猪、五日は牛、六日は馬を殺さず、七日刑を行わず(人を殺さず)またこの義なり云々。旧く正旦より七日に至る間鶏を食うを忌む。故に歳首ただ新菜を食い、二日人鶏に福施すとあ

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