青空文庫

「次が待たれるおくりもの」の感想

次が待たれるおくりもの

つぎがまたれるおくりもの

初出:「チボー家の人々」月報、白水社、1939(昭和14)年2月

創作背景文学批評異国情緒分析的叙情的

書き出し

次が待たれるおくりもの宮本百合子「チボー家の人々」第一巻「灰色のノート」と第二巻「少年園」とを、ひきいれられる興味と文学における真面目な労作の快よさをもって読んだ。この最初の二冊を読んだ人々は一層熱心に第三巻を待っているのであろうし更に第十巻全部が滞りなく完訳されることを切望しているのであろうと思う。山内義雄氏はフランス文学のうつし手として、これまでも多くの意義ある業績を示しておられるが、この「チ

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