じょせいのかくほん
初出:「東京堂月報」1941(昭和16)年9月号
書き出し
小さい年表をこしらえる仕事がきっかけとなって、先頃古い出版年鑑をくりかえして見た。直接には、婦人がどんな文学的労作を出版しているかということを知りたかったのだけれども、年鑑をくってゆくうちに、様々の感想にうたれた。大体に云って、最近まで、女性が本を出している割合は大変すくない。どの年でも、出版の一番多くの割合を占めて来たのは文学関係であるけれども、その中で女性によって著わされた本の数は実に僅かなも…
暮の街
さようなら
禁酒の心