青空文庫

「明日をつくる力」の感想

明日をつくる力

あすをつくるちから

初出:「新女苑」1947(昭和22)年9月号

女性解放政治的葛藤社会批評分析的鬱屈

書き出し

ともかく日本にも民主憲法ができた。明治二十二年にできた旧憲法では、支配する者の権力がどんなに絶対であり、人民はどんなに絶対従順にそれに服従しなければならないかということが眼目としてつくられていた。これは欽定憲法と呼ばれている。ここでは服従すべきものとして人民全体が扱われていたから、昔から男性に服従すべきものとして考えられていた婦人の社会的地位の改善などということはまったく眼の中に入れられていなかっ

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