青空文庫

「科学論」の感想

科学論

かがくろん

初出:「唯物論全書 第一巻」三笠書房、1935(昭和10)年10月18日

戸坂356
哲学考察学問的考察文学批評分析的学術的

書き出し

-序科学というものが一纏めにして、一体どういうものであるかを、この書物は分析するのである。そこで、科学自身の脈絡を、なるべく生きたまま取り出して見たいと私は考えた。だがその点あまり成功したとは考えられない。もしこの小さな書物に特色というべきものがあるとすれば、それは、自然科学と社会科学の二つの科学に渡って、その同一と差別と更に又連関とに心を配ったという点だろう。体裁にややテキスト風の処もあるが、併

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