青空文庫

「鏡心灯語 抄」の感想

鏡心灯語 抄

きょうしんとうご しょう

内省文学不信社会批評自己認識分析的厳粛回顧的

書き出し

*私は平生他人の議論を読むことの好きな代りに自ら議論することを好まない。議論にはかなり固定した習性がある。即ち議論には論理を一般人の目に見えるように操縦せねばならぬ。また議論の質を表現するのが目的であるにかかわらず、量的にくどくどと細箇条を説明せねばならぬ。それが私に不得手な事であるのみならず、私自身の表現としては煩と迂とに堪えない。それからまた網を作るに忙しくて肝腎の魚を忘れるような場合さえある

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