しみじみしたあいじょうとかんしゃと
初出:「新潮」1917(大正6)年12月号
書き出し
「禰宜様宮田」が、いつか単行本になる時があったら、是非云い添えたいと思っていたことを書きます。あれは、そんなに大して大きなものでもなかったのに、非常に沢山の欠点を持っています。其等の欠点に対しての自分は、真個に何処までも謙譲ではありますけれども、此頃になって、あの作は私の一生の生活を通してかなり大切なものになって来ました。そして、その大切なものとなった原因は、自分にとってあの作を、彼程満足出来ない…
苦悩の年鑑
彼岸過迄
え゛りと・え゛りたす