青空文庫

「異性の何処に魅せられるか」の感想

異性の何処に魅せられるか

いせいのどこにみせられるか

初出:「婦人倶楽部」1924(大正13)年1月号

恋愛観の相対化文学不信自己認識内省的分析的

書き出し

斯ういう感情上のことは、各人各様であって、「男子は」「婦人は」と概括的に考えると、至極平凡なつまらないものになってしまいます。此世の何より、金持がいい人もあろう。美貌の異性がよい人もあろう。知識的なのが第一な人もあるでしょう。一種の人間としての魅力が、普通考える美点、美徳でない場合も多くあります。私は男にしろ、女の人にしろ、人生に其の人としての感情、見方をはっきり持っているのを見ると、心を惹かれ興

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