青空文庫

「右門捕物帖」の感想

右門捕物帖

うもんとりものちょう

04 青眉の女

04 あおまゆのおんな

下級官吏の描写文壇交友時代劇叙情的回顧的静謐

書き出し

1——その第四番てがらです。すでにもうご承知のごとく、われわれの親愛なる人気役者は、あれほどの美丈夫でありながら、女のことになると、むしろ憎いほどにも情がこわくて、前回の忍の城下の捕物中でも、はっきりとそのことをお話ししておいたとおり、尋常な女では容易なことに落城いたしませんので、右門を向こうへ回してぬれ場やいろごとを知ろうとするなら、小野小町か巴御前でも再来しないかぎり、とうてい困難のようでござ

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