青空文庫

「蛇の花嫁」の感想

蛇の花嫁

へびのはなよめ

喪失と記憶季節の移ろい孤絶叙情的憂鬱静謐

書き出し

しろきものしろきものゆくりなく心のうへをただよへりながるるひまもなくあはきがなかになほあはきかすかなる鳥の啼音のつらなれりほのあをき貝ほのあをき貝をもてわがただよへる心ををさめよらうたけしほのあをき貝をもてわがかなしみををさめよ相見ざる日こころおもくしてうなだれてのみあるものを身をつつむひぐらし色のこゑさだかならぬ姿ありなしのすがたなればやきみみえずうすきひかりのながれきてわがながしめをよびいづる

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