青空文庫

「ペンクラブのパリ大会」の感想

ペンクラブのパリ大会

ペンクラブのパリたいかい

議題の抜粋についての感想

ぎだいのばっすいについてのかんそう

初出:「文芸」1937(昭和12)年9月号

創作背景文壇交友文学批評歴史的背景分析的厳粛憂鬱

書き出し

六月下旬にパリで四日間に亙って開催された国際ペンクラブの第十五回大会に、有島生馬氏や井上勇氏、久米正雄氏などが出席したことが新聞に出ている。その議事日程の中、委員付託による四つの問題の検討がされている。(A)世界文学に今日のスタイルというべきものが存するか。(B)翻訳以外に如何なる方法で文化の世界化を援助すべきや、特に如何にして各国間における批評の交換を計りまた国際批評の組織をはかるべきか。(C)

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