青空文庫

「親しく見聞したアイヌの生活」の感想

親しく見聞したアイヌの生活

したしくけんぶんしたアイヌのせいかつ

初出:「女学世界」1918(大正7)年10月号

文明開化民俗学異国情緒叙情的懐古

書き出し

アイヌの部落も内地人の影響を受けて、純粋のアイヌの風俗はなくなって行きますが、日高国の平取あたりに行ってみると、純粋のアイヌの気分を味う事が出来ます。然し単にアイヌと申しても、北海道全体に渡っての彼等の部落には、各々に特色がありますので、僅ばかりの間の研究で断定的な事は申されません。で三ヵ月ばかりの間に私の眼に映りました事について少しお話いたしてみましょう。一体にアイヌと云えば、内地の人は熊の子か

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