青空文庫

「鈴木行三」の作品

鈴木行三

すずきこうぞう

生年:没年:1962-02-03

文七元結

ぶんしちもとゆい

初出:不明

45
2022/04/22

cdd6f53e9284さんの感想

三遊亭円朝作の噺で最高傑作といえば、やはり「牡丹灯籠」ということになっているらしいが、果たしてそうか。 最下層で生きる江戸庶民の過酷な生活を容赦ないリアリズムで描きながら、噺の随所に江戸っ子の善意が仕掛けられていて、最後の目の覚めるような大団円を迎えるこの噺を聞いた後の爽快感やカタルシスからいえば、この「文七元結」は、これはもう「牡丹灯籠」や「真景累が淵」の比ではない。 ごく慣れ親しんできたこの「文七元結」を今回、青空文庫で改めて読んでみて、従来自分が承知していた部分と少し違う箇所があったので意外に感じた。 父親の博打狂いが止まず、家は明日の食べ物にも事欠く極貧状態にある両親を救おうと、娘のお久が、みずからを女郎屋に身を沈めて大金を工面し、その金で親父を立ち直らせようとする場面、確かその女郎屋の名前は、いままで聞いてきた落語では「佐野槌」だったはずなのだが、ここでは「角海老」となっている。 「角海老」とは、これまたリアルな名前だ、確か大塚駅前にもあったぞ。気立てがよくて、とても可愛い子がいた、という話を聞いたことがある、よく知らんが。 さっそく調べたところ、自分が聞いた志ん生や円生、志ん朝ばかりでなく、多くの演者が「佐野槌」で演じているようだ。 どうして円朝の元々の噺から言い換えられてしまったのか、その理由は、判然としないが、あちこち調べていたら、志ん生のこんなエピソードが転がっていた。 話すたびに「佐野槌」だったり「角海老」だったりした志ん生の名言だ。 ❮ああ、あれかい、佐野槌が代替わりをして角海老になったんだから、どっちでもいいんだ❯だとさ。 なんたる柔軟さ。なんたるいい加減さ。 やっぱ、志ん生は、素敵で永遠だ。

根岸お行の松 因果塚の由来

ねぎしおゆきのまつ いんがづかのゆらい

初出:不明

0

真景累ヶ淵

しんけいかさねがふち

初出:不明

634
2018/09/05

f914e0960e3cさんの感想

円生の累は随分と聴いていたが、それもお久の殺害まで。後談は演じたのどうかも知らない。面白かったというか、すっきりした。 丁寧に、あるいは強引に、伏線をひろっていく所が円朝の力なんでしょう。

業平文治漂流奇談

なりひらぶんじひょうりゅうきだん

初出:不明

0
2015/06/20

80a6b5c171cbさんの感想

志ん生の短いのはCDで聴いていた。こんなに長い噺とは… 現代なら、立派なサイコパスだ。なんせ、全く関係ない使用人の首を腹いせに切り落としてしまうんだから。 でも、満足。後編に期待。

政談月の鏡

せいだんつきのかがみ

初出:不明

162

闇夜の梅

やみよのうめ

初出:不明

68

菊模様皿山奇談

きくもようさらやまきだん

初出:不明

573

名人長二

めいじんちょうじ

初出:不明

200

西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝

せいようにんじょうばなし えいこくこうしジョージスミスのでん

初出:不明

0

怪談牡丹灯籠

かいだんぼたんどうろう

04 怪談牡丹灯籠

初出:不明

377
2019/02/16

うさぎ御前さんの感想

落語で一部、聞いたことがあったので、全体はどんなだろうと気になっていたところに見つけたので、これはと思い読んでみました。 なるほど、話したままを書き留めたような、まるで声が聞こえてきそうな文章です。 幽霊話の美しさや恐ろしさ、仇討ち話のハラハラする感じ、筋書きがあっちへ飛んだり、実は誰々、等は歌舞伎を思い起こさせる物語の構成になっています。 江戸、明治と、消え行くものを実にうまくまとめて残してくれたものです。

敵討札所の霊験

かたきうちふだしょのれいげん

初出:不明

371
2021/10/21

e2032513f6a4さんの感想

圓生師が一部口演されているのが残っているが、全編通しとは水司の描き様の趣きが少し異なるのが、興味深い。

粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)

あわだぐちしめすふえたけ(さわのむらさきゆかりのさきわけ)

01 序

初出:不明

2

梅若七兵衛

うめわかしちべえ

初出:不明

14

後の業平文治

のちのなりひらぶんじ

初出:不明

270
2015/06/20

80a6b5c171cbさんの感想

時系列や地理が無茶苦茶で、新諸国物語のようになってしまった。が、しかし円朝はシノプシスだけを残したらしいから、それを考えるとたいへんな力作。それなりに、満足。

塩原多助一代記

しおばらたすけいちだいき

初出:不明

404

怪談牡丹灯籠

かいだんぼたんどうろう

01 序

初出:不明

3
2017/07/11

b9ef941530ccさんの感想

坪内逍遙の怪談牡丹灯籠は、怪談なのか何なのか分からぬ。

怪談牡丹灯籠

かいだんぼたんどうろう

02 序

初出:不明

1

怪談牡丹灯籠

かいだんぼたんどうろう

03 序詞

初出:不明

3
2023/08/16

19双之川喜41さんの感想

 速記術の 先駆者である 著者が 怪談を 寄席で 文章化するに ついての 意気込みを 述べた 文章である。文字世界での その影響力は 大きく もっと 識られて よい 傑士と 想った。

粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)

あわだぐちしめすふえたけ(さわのむらさきゆかりのさきわけ)

02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)

初出:不明

561
1 / 1