青空文庫

「小栗虫太郎」の作品

小栗虫太郎

おぐりむしたろう

生年:1901-03-14没年:1946-02-10

漢語カタカナルビと西洋の知識に彩られた、極度のペダントリー(衒学趣味)的作風で著名。代表作は、デビュー作『完全犯罪』、推理小説の三大奇書の一つといわれる『黒死館殺人事件』、秘境探検小説の連作『人外魔境』など。

via: ウィキペディア

昭和

推理小説秘境冒険三大奇書ペダントリー日本ミステリー1920年代東京直木賞候補法水麟太郎シリーズ

小栗虫太郎(本名:小栗栄次郎)は1901年3月14日、東京千代田区外神田に生まれた。幼少期から漢語や西洋知識に親しみ、1920年代後半に四海道印刷所を経営したが閉鎖されると執筆に専念するようになる。1933年に『完全犯罪』でデビューし、以降は推理小説の三大奇書とも称される『黒死館殺人事件』や秘境冒険小説連作『人外魔境』を発表。彼の作品はペダントリーな語り口と多彩な知識が特徴で、直木賞候補にも選ばれ…

代表作

黒死館殺人事件

こくしかんさつじんじけん

初出:「新青年」博文館、1934(昭和9)年4月号~12月号

836
2026/02/01

宇奈邇さんの感想

ひと言で例えるなら、過剰包装である。 物語の本筋自体は、トリックに工夫を凝らしたタイプのありがちな連続殺人ミステリだが、 その本筋が過度にきらびやかで衒学的な包装紙によって何重にも包み込められており、もはやそれ自体が作品として形を成している。 ストーリーを追うだけであれば、目に付いた包装紙を片っ端から破り捨てていけばよいので読破は難くない。 しかし包装紙を1枚ずつ丁寧に剥がして読み解いていこうとすると、たちどころに著者が仕掛けた衒学の檻に閉じ込められてしまう。 この過剰包装によって形づくられた本作の構造自体を面白いと捉えるか、はたまた醜悪な欺瞞と捉えるかは、読者の好みによるところだろう。 私としては、この全体的な構造に早い段階で気付くことができたので、衒学的な記述部分はきらびやかな装飾品として、キラキラと輝いていて美しいなあという程度に楽しむことが出来たため、読後の満足感としては概ね良好。 事件自体も、トリックの是非はともかくとして、真犯人の正体や事件に至る背景等もひと通り明確に描写されており、 難解な構図のまま読者に放り投げるような真似はせず解決まで書き切った点は評価したい。

夢殿殺人事件

ゆめどのさつじんじけん

初出:「改造」1934(昭和9)年1月号

70
2025/04/28

09dce898c847さんの感想

この人の作品は、死体をあたかも玩弄物としてしか見ていない作品が多いが、「夢殿」は「失楽園」と並ぶ凄まじさです

絶景万国博覧会

ぜっけいばんこくはくらんかい

初出:「ぷろふいる」ぷろふいる社、1935(昭和10)年1月号

42

紅毛傾城

こうもうけいせい

初出:「新青年」1935(昭和10)年10月号

70

潜航艇「鷹の城」

せんこうてい「ハビヒツブルグ」

初出:「新青年」博文館、1935(昭和10)年4~5月号

177
2026/03/11

f3e636211ce1さんの感想

法水もの 相変わらずの小栗虫太郎式である 18年前のオーストリア軍人の事件 現在の事件それらはゲルマン古典叙事詩 ニーベルンゲンの歌の通り起こっているのか?ということでニーベルンゲンの歌の紹介がされているが これが虫太郎らしくなくわかりやすい その部分だけは理解できる

人魚謎お岩殺し

にんぎょのなぞおいわごろし

初出:「中央公論」1935(昭和10)年8月

89
2023/05/11

decc031a3fabさんの感想

芝居や劇団とがある種の人々を惹きつけるのは、身の上や身体的ハンディを問わない大らかさと、雑多な雰囲気があるからこそなんだろうな。この話は登場人物たちの秘められた過去と舞台裏の仕掛けが絡み合う。演目そのものより劇団員たちの話が実はキモであったというのが意外だったな。

オフェリヤ殺し

オフェリヤごろし

初出:「改造」改造社、1935(昭和10)年2月号

78

「黒死館殺人事件」著者之序

「こくしかんさつじんじけん」ちょしゃのじょ

初出:「黒死館殺人事件」新潮社、1935(昭和10)年5月

3
2017/11/12

c6bb9347aef3さんの感想

ネタバレしてなそうでよかった。

地虫

じむし

初出:「新青年」1937(昭和12)年2月号

70
2023/09/14

8eb05d040692さんの感想

結果誰も救われない。そんな気がします

獅子は死せるに非ず

ししはしせるにあらず

終刊の辞に代えて

初出:「シュピオ」1938(昭和13)年4月号

2

方子と末起

まさことまき

初出:「週刊朝日読物号」朝日新聞社、1938(昭和13)年5月

29

一週一夜物語

いっしゅういちやものがたり

初出:「新青年」博文館、1938(昭和13)年8月

25

人外魔境

じんがいまきょう

08 遊魂境

初出:「新青年」1940(昭和15)年6月号

57

「太平洋漏水孔」漂流記

「ダブックウ」ひょうりゅうき

初出:「新青年」博文館、1940(昭和15)年2月号

48

人外魔境

じんがいまきょう

03 天母峰

初出:不明

60

白蟻

しろあり

初出:不明

147

失楽園殺人事件

しつらくえんさつじんじけん

初出:不明

36
2023/04/16

b8777f6c9c1eさんの感想

情報量の多さに負けそうになる…が黒死館殺人事件を読む練習には最適だと思う。法水麟太郎の手掛ける難解な謎。唯一無二の性質のものだな。

人外魔境

じんがいまきょう

05 水棲人

初出:不明

56
2021/09/10

鷲見稀緒さんの感想

なんともカムポスらしい最後だったと思う。物語後半の盛り上がり方、そして読後感がとても良い。 登場人物どうしの奇妙な縁と関係性の変化も見どころである。

聖アレキセイ寺院の惨劇

せいアレキセイじいんのさんげき

初出:不明

87
2023/10/29

8eb05d040692さんの感想

難しいです。色んな仕掛けの説明があるけど、よくわからなかったです。 正直な感想です。

人外魔境

じんがいまきょう

01 有尾人

初出:不明

107
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