青空文庫

「小島烏水」の作品

小島烏水

こじまうすい

生年:1873-12-29没年:1948-12-13

明治〜昭和

登山家随筆家文芸批評家浮世絵収集家西洋版画研究家横浜日本山岳会

小島烏水(1873年12月29日-1948年12月13日)は、横浜出身の登山家・随筆家・文芸批評家である。1905年に日本山岳会初代会長に就任し、国内外の山岳を巡る紀行文を書き残した。また、浮世絵や西洋版画の収集・研究にも傾倒し、その所蔵品は横浜美術館に多数保管されている。彼の作品は自然と人間の関係を鋭く描きつつ、文化的視点からも評価される。

代表作

  • 日本アルプス―山岳紀行文集
  • キャンプ日和: アウトドアと文藝

奥常念岳の絶巓に立つ記

おくじょうねんだけのぜってんにたつき

初出:「中學世界 第十卷第七號」博文館、1907(明治40)年6月

16
2020/08/24

19双之川喜41さんの感想

 案内人の 善作との 赤毛布(ゲット)の争奪戦に 敗れ 凍える夜を 凌ぐ。案内人と はぐれてしまい 必死の思いで 見つけ出す。後から来る利用者のために 利用した室(むろ)を 元通りにする習慣は その頃からあったようだ。登山が趣味でなくても 楽しめると感じた。

火と氷のシャスタ山

ひとこおりのシャスタさん

初出:「改造」1929(昭和4)年7月

23
2025/08/13

艚埜臚羇1941さんの感想

  著者 鳥水が  アメリカの シャスタ山が お気に入りの わけは シャスタと シャスチナの 二人の 姉妹が 手を 繋ぎ あって いるようでもあり 背中を つけあって いるようでもあり その 雄姿は 如何にも 人間味が 有るように 思われるからと いう。私は 偶然 冠雪した 富士山を 丹澤山塊 越しに 遠望しつつ 文を 書いているけど 鳥水は 何かと 不二を 引き合いに 出しながら 話しを 進める。海外にでても 日本の 山風景の 尺度で ものを 見ることに 興味を 引かれた のである。

「続スウィス日記」発掘の始末

「ぞくスウィスにっき」はっくつのしまつ

附「スウィス日記」の由来

初出:「スウィス日記」梓書房、1930(昭和5)年

12

梓川の上流

あずさがわのじょうりゅう

初出:不明

30
2025/07/20

艚埜臚羇1941さんの感想

  この川は 北から出て 西にうねり 島島あたりで また 北に向かうので 日本アルプスを 懐に 抱き ほぼ 半周していると 見立てることも 可能である。作者は あの 濱商の 出身のようで 紀行文を 文学の高みまで 押し上げた 詩人の 魂をもつ 文筆家と 想った。

上高地風景保護論

かみこうちふうけいほごろん

初出:不明

11
2021/08/06

bc43847ac151さんの感想

山は意識して保護していかないと森林伐採などですぐまずいことになると思う。

高山の雪

こうざんのゆき

初出:不明

33

日本山岳景の特色

にほんさんがくけいのとくしょく

初出:不明

19
2019/04/08

81c4e6015743さんの感想

火山式の山とプレート移動によるアルプス式の山の比較とか、欧州アルプスと日本アルプスの比較とか、とにかくマニアックな話。最後は『やっぱり富士山だよね』で締める。今でいう趣味系のブログと同質の内容だが、文章がしっかりしてるだけでこうも低俗さがなくなるのは目から鱗というと過言かもしれないが、とにかく勉強になった。

雪中富士登山記

せっちゅうふじとざんき

初出:不明

14
2016/04/09

YELLOWテントマンさんの感想

初冠雪後の富士山に、現在の登山口より手前から登っている。だんだん明るくなってくる様の描写が見事である。欲を言えば、足拵えなどの装備が書かれていれば更に参考になっただろう。

雪の白峰

ゆきのしらね

初出:不明

15
2021/06/27

19双之川喜41さんの感想

 雪白き山々を 白峰と 呼ぶようである。 富士山の積雪を 筆頭に 白峰は 数え切れない。 雪型と言って 山腹の残雪は 農作業の 指針となり 溶けた雪を 色々なものに 見立てることがある。 豆蒔小僧 種蒔き爺さんのように 残雪が 似てきたら 目安となる。 積もって 目の保養 溶けて 人の役に立つと 感じた。

紀行文家の群れ

きこうぶんかのむれ

――田山花袋氏――

初出:不明

11
2025/07/19

艚埜臚羇1941さんの感想

  当時は 紀行というと 未踏の地に わけいる感じがあり 鉄道軌道も 整備されていないので 脚力に任せて 踏み込む感が 普通だったことを この文章で 知った。語感一つにしても 聞いてみて はじめてわかったような 気もした。

菜の花

なのはな

初出:不明

5
2017/05/26

80ba435186d1さんの感想

春の、菜の花畑の情景が目に浮かぶようでした。急激に近代化するこの時代に、このような素朴な風景が無くなってしまうのを寂しんでいた人がいると思うと、親近感を感じざるを得ません。

槍ヶ岳第三回登山

やりがたけだいさんかいとざん

初出:不明

13
2026/01/05

c5df31c19647さんの感想

現在の装備を持ってしても槍ヶ岳登山ってけっこう危険な気がするけど、当時の装備で三度の登頂… 凄いね。

亡びゆく森

ほろびゆくもり

初出:不明

11
2020/01/01

19双之川喜41さんの感想

 世界的にみると 日本は それでも 圧倒的に 緑が多いと聞く。 森林生活の 聖老ソローの全集を 座右に置く生活からは 確かに 森が開発されるのは 歯痒いとは 思う。

山を讃する文

やまをさんするぶん

初出:不明

4

霧の不二、月の不二

きりのふじ、つきのふじ

初出:不明

13
2025/07/23

艚埜臚羇1941さんの感想

  霧の不二は 幻想的に 見受けられ 月の 不二は 脚光を 浴びたようにも 思われる ことが 時に ある。独立 最高峰は 群がる 車座の 中央に 厳然と その勇姿を 誇る。なにやら 山賊達の 話し合いと 見立てる こともでき 著者の 稚気が 滲み出ていると 感じた。

白峰山脈縦断記

しらねさんみゃくじゅうだんき

初出:不明

85

谷より峰へ峰より谷へ

たによりみねへみねよりたにへ

初出:不明

96

不尽の高根

ふじのたかね

初出:不明

70
2025/08/09

艚埜臚羇1941さんの感想

  終章に 八ヶ岳連峰が 記されて いるので その 趣向はと 思い 巡らした ところ 吹き 飛ばされて いまでは 姿を 見せなく なって しまった 頭頂部に 勝手に 補助線を 大空に 引きまくり 在りし日の 勇姿を 脳内に 再現像を 構築するという 壮大な 連峰の 増殖で あった。山岳 愛好家の 心意気を 垣間見た 気がした。

天竜川

てんりゅうがわ

初出:不明

38
2019/11/03

19双之川喜41さんの感想

 ロンドンの 王立地学協会で 「世界の河の純美は すべて 天竜川にある」と 講演した 英人がいたという。 ライン川や ダニューブ川は 知らないけど 本当かなという 気にはなる。

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